大使

スリランカ民主社会主義共和国大使館

ピヴィトゥル・ジャナック・クマーラシンハ駐日スリランカ特命全権大使
ビジネス経済学教授

クマーラシンハ大使は、2025年10月31日、天皇陛下に信任状を捧呈した。

クマーラシンハ大使は、教育、研究、公共部門との連携において25年以上の経験を持つ、経験豊かな学者、経済学者、政策コンサルタントである。現在、駐日スリランカ次期大使を務めており、開発経済学、公共政策、国際協力における豊富な専門知識を有する。

クマーラシンハ大使は、日本の立命館アジア太平洋大学で開発経済学の博士号を、政策研究大学院大学(GRIPS)で公共政策の修士号を取得し、スリランカのスリ・ジャヤワルダナプラ大学にて公共行政学の学士号(首席)を取得した。

スリ・ジャヤワルダナプラ大学ではビジネス経済学の教授を務めたほか、現在は中国・杭州の浙江樹人大学にて教授職を有する。また、中国の北部湾大学や日本の桜美林大学で客員教授を歴任し、国際的な学術交流と地域政策の議論に貢献してきた。

国家の発展にも大きく寄与しており、スリランカの教育省、財務省、防衛省などのリソースパーソンを務めた経験を持つほか、大学では副風紀委員長、キャリアガイダンスセンター所長、学生相談員、大学運営評議会メンバーなど、要職を歴任した。

研究者としても非常に活発で、中小企業の発展、持続可能性、グリーン成長、地域貿易統合などをテーマに、35本以上の研究論文を発表しており、学術書や会議録の編纂にも関わり、スリランカおよびアジア太平洋地域における政策志向型の学術研究の強化に尽力している。

ラマニ・サマラトゥンガ金メダル、日本の文部科学省による奨学金、大分市長からの学術功労表彰など、数々の名誉ある賞を受賞している。

英語に堪能であり、日本語も流暢、中国語も初級レベルを理解する。学術、外交、異文化にわたる広範な経験を活かし、スリランカのアジア及びその他の地域における二国間・多国間関係の促進に貢献し得る人物である。